「焦燥」 乾いた夜が俺を狂わす 香水の強さに街がむせぶ 激しくなくていい 優しい雨が欲しいんだ 闇を見上げて手をかざし その時を待っている ああ 心の奥まで 骨の髄まで 何かが足りない世の中で 俺にもない 愛もない 涙もない 居場所もない ただ乾いた朝を恐れてる 何かが足りない世の中に 俺にはあるか 昨日もある 今もある 明日もある 98/11/4 秀麗