フランス

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June 10, 1998 [曇]

旅行の出発は11日だが、話は10日の夜から始まる。突然の怪しい雲行きがテレビの報道で伝えられたからだ。
折角の日本-アルゼンチン戦のチケットが1万枚足らないという。NHKの報道では日本人旅行者の8割が観戦できないと言っている。日本向けのチケット割り当て枠が4000枚程度なのに、1万枚の不足というのは計算するまでもなくどうにもならないことだ。
夜10時前にようやく日本旅行から電話が入った。旅行を中止する場合、賠償金5万円と旅費全額を戻すという。現地に飛ぶとしてもチケットは入手不可能という前提で、旅費の3割を(約10万円)割り引くという選択をして欲しいと言うことだった。
まあ、これに関して旅行会社をどこまで責めることができるのか分からない。確かに直前になってチケットの現物を確保していなかったというのは詰めが甘いと思うが、当初からチケットの割り当て問題が取り上げられており、フランス組織委員会がここまで問題を放置していたことにも疑問を感じていた。
ともかく、行かねば話にならない。二日間のパリ散策も非常に楽しみにしていたし、パリにいるだけでもワールドカップの雰囲気をまったく味わえない訳ではないはずだから。

出発前の準備

パスポートは旅行の最終申込時には用意が必要なので、取り忘れることはないが、持っていくことを忘れないように何度もチェックする。

大きなカバンには着替えを入れる。飛行機の乗り継ぎがあるので、なくならないようにするためにも、機内へ持ち込める大きさを考慮しておく。高級な店には行かないのでこれで十分だ。
中身は下着類、着替え(シャツ、スラックス)、タオル、電気カミソリ(充電式)、本(機内で読む本)、お菓子(袋物はかさばるし飛行機の中で膨張するのでやめておく)。
あれば良かったもの、機内は涼しいので上に軽く羽織るもの。

小さな肩掛け用のカバンにはパスポートや現金などを入れておく。財布は必ずカバンに入れる。背中に掛けるカバンだと後ろで穴を空けられても分からないので、混雑したところでは、体の前で抱えられるものが良い。その方が人にぶつけて怒られることもないだろう。
中身はガイドブック、電子手帳、デジタルカメラ、財布(6万円、400フラン)、パスポート。


Next Day

Written by Shurey