フランス 2000

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dimanche 30 janvier 2000 [mauvais]

ディズニーランド・パリ

朝8時にホテルを出発した。ディズニーランド・パリはRER(郊外高速鉄道)A4線の終点にある。そのため、メトロでシャルル・ド・ゴール・エトワール駅まで行き、乗り換えなければならない。
ポルト・マイヨー駅の窓口へ行くと、窓にディズニーランドのパスポートが置いてあった。これだと思って、「aller/returer, deux ticket pour Disneyland, et deux passport(あれ/るとぅ~る、どぅ・てぃけ・ぷぅ・ディズニーランド、え・どぅ・ぱすぽ~る)」と言ったつもりだった。
ところが、駅員がパスポートを手にして「non passport?」と聞くもんだから、「non, non」と答えたら訳が分からなくなってあたふた。こっちもあたふた。
「Oui, Oui, passport」でなんとかパスポートを一緒に買う(243F*2)ことができた。パスポートはテレホンカードと同じ大きさの磁気カードだった。切符はいつものヤツだ。
シャルル・ド・ゴール・エトワールまでは2駅だ。そして、RERの看板を頼りに通路を進むと何本もならんだエスカレーターで更に地下へと下りていく。降りる駅は「Marne-la-Vallée Chessy」だが、これは覚えにくい。ホームに下りるエスカレーターの上にミッキーの形とDisneylandの文字が書かれていたので、誰でも分かるようになっていた。
駅のホームには行き先を示す電光掲示板があり、次の電車の停車駅を表示している。駅によっては、後の5本程の列車の行き先も確認できるようになっている。ともかく、同じホームに別々の行き先の電車が止まるので、注意が必要だ。
車中、噂通り物売りがやってきた。空いている座席や人の荷物の上にメッセージの書かれたキーホルダーのようなおもちゃを置いていく。そして、車両の端まで行くと、それを回収しながら買いそうな人を捜すのだ。
中には手にとって不思議そうに見ている人や、すでに返すために手に持っている人、自分の手元から隣の座席に置く人などいたが、買う人はいなかったようだ。
9時15分、RERに乗って約1時間、終点のマルヌ・ラ・ヴァレー・シェシー駅に到着した。雨が少しずつ強くなっていたのが非常に気になった。ホームからエスカレータを上がると、そこはディズニーランド・パリの前だった。ちなみに、隣にはプラネット・ハリウッドがあった。どうやらその置くにはディズニーランドに隣接したホテル群があるようだ。
さて、雨は降っていたが、ほとんどの人は傘も差さずに、さほど気にもしていない風であった。
自動改札のゲートをくぐって中へはいると雨も収まってきた。
早速、ミッキーを見つけて記念撮影。小さなステージに順番に上がって撮影ができるのだ。専属のカメラマンから写真の引換券をもらったが、自分たちでも自由に撮ることができた。他にはどこにもキャラクター達はいなかったけど。

とにかく、彼女に連れられて次々と乗り物に乗った。広いと聞いていたが、東京よりは小さいらしい。
雨のために外にあるベンチやカフェテラスで休憩できないので、とにかく歩くか乗り物の行列に並ぶしかない。30分も待てば大抵の施設に入ることが出来た。
ビッグ・サンダー・マウンテンは東京より怖いらしい。スペースマウンテンもそうだったが、東京にはないきりもみがあるということで、スリルはあったようだ。
ヴィジョナリーでは、立体映像のコメディを見たが、みんなのりがいい。大人も子供も、画面の向こうからの問いかけに一斉に返事をしていた。「準備はいいかい?」「うぃ~!」って感じだった。
そう、結構大人が楽しんでいるのだ。ゴーカート(レール付き)なんて、子供よりはしゃいでいるお母さんとか、じいちゃん、ばあちゃんも別々に一人で乗っていた。

お昼は園内のレストランだったが、同時刻にパレードが行われていたため、数分で席に座れた。
が、メニューが高い!ランチは子供用とシンデレラメニュー(175F=約3500円)しかない。これは危険と見て、1品だけ注文することにした。しかし、彼女はシンデレラメニューに挑戦してしまった。
私はポットローストチキン(125F)と飲み物(25F)。これでも、ポットの中のチキンを食べたらお腹一杯で、キノコとジャガイモがどっさり入っていた。
彼女のシンデレラメニューは全部で3品。これに飲み物(25F)。前菜にカボチャのスープ。これがでかい器なのだ。それにしょっぱい。完全に失敗作だ。次にこれまたでっかいステーキだ。食べきれるはずもなかった。最後にガラスのクツをかたどったチョコレート。ホワイトチョコでできたクツはとにかく堅く、その中には真っ黒なチョコレートのクリーム。甘さ以外に味はなかったのではないだろうか。
ここでも皆ゆっくりと食事をしていて、我々も2時間ほどを過ごした。コースの場合、1つ食べ終わってもすぐに次の物が出てこないのでどう急いでもそうなってしまうのだ。まあ、高いのも仕方ないのかもしれない。

さて、疲れはしたが、ここまできたらエレクトリカルパレードを見て帰ろうと言うことになった。夜7時半までとにかく、手当たり次第に各施設を回った。

東京ではもう見られなくなったエレクトリカルパレードだということで、そのようなアナウンスも流れたようだった。もう思い残すことはないだろう。


Next Day

Written by Shurey