オーストラリア

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October , 1990 シドニー、クージー

シドニーで1週間の宿を探し、クージー海岸の近くにある「ホワイトハウス」という下宿場のようなところに決めた。
サーキュラキーから707路線のバスに乗ってクージーを目指す。バス停が分からないので、バスの中でおじいちゃんに尋ねたら、一緒に降りて、ホテルの前まで連れていってくれた。
まさしく白い建物のどうみても民家にしか見えないのがホテルだった。
それにしても1週間、2食付きで100ドル(11000円)はありがたい。最初3人部屋に入ったが同室は日本人二人組だった。翌日からは友達と二人部屋になった。
ホテルの前の道はサーキュラキーへ行くバスが通るが、さほど交通量は多くない。住宅地であり、路肩は綺麗に整備され、芝生の低い土手がありコンクリートの石畳の歩道になっていた。
交差する十字路の中心には丸い花壇がもうけられ、交差点も小さなロータリーのようになっている。これはスピードを出せないようにする工夫であろう。角にある小さな雑貨屋ではジュースやお菓子を買った。
晴れた日に、知り合った大学生と一緒に海岸へ行ってみた。ここクージーは大きくはないのだが、トップレスOKの砂浜であった。確かに、若い人は見なかったが、40・50のおばさんやおばあちゃんが胸を出して日に焼いているのを見た。ごちそうさん。

さて、オーストラリアの食堂には「BYO」の看板が多く見られる。これはお酒を持ち込んでも良い(Bring Your Own)という意味で、お酒は酒屋で買って持ち込んで飲むのである。これは限られた店でしかお酒を飲ませることができないからだそうだ。

シドニーにいる間は、ほとんど毎日サーキュラキーへ行っていた。バスに乗っても片道2.40ドルなのだが、おすすめは1週間有効のパスである。これは小さなタバコ屋みたいな店で買った。
市内を7つか8つに区分けして、その中の3つが1つのパスの有効範囲になっている。必ずサーキュラキーに行くことができて、行動範囲の地区によってパスには色分けがされていた。クージーでは白地に赤いものを買った。
このパスは大きめの切符のようなもので、大きく「RED PASS」とかかれ、有効期限がスタンプされたものだ。これで15ドル程度だから2往復もすれば元を取ったことになる。
さらに、バスだけでなく、地下鉄(一部地上)、フェリーに乗ることもできるのだ。これは絶対買うべきだ。
バスは前から乗るのだが、料金を払ったりパスを見せるのは乗るときで、運転手に行き先を伝えてパスを見せる(料金を箱に入れる)のである。そして、真ん中のドアから降りるのだが、もちろん押しボタンは日本と同じだ。
バスの前の方には荷物置き場があって、旅行者はそこに大きなカバンを置くことができた。また、そのすぐ後ろに対面になったイスがあって、4人が向かい合って座るようになっていた。そこで、お祖父さんと話をしたわけだ。
あと1つ驚いたのは、真ん中のドアの近くにゴミ箱があることだ。バスの中でリンゴをかじっている若者がいて、こういうのは日本でできないよなと思ってみたいたら、ゴミ箱に捨ててバスを降りた。なるほど、バスにゴミ箱ってのも悪くないモンだと思った。
サーキュラキーでは、カフェテリアがいくつかあっていつもそこで、エスプレッソとホットドッグなどを食べていた。とにかく、毎日ブラブラしていた。
一度、オペラハウスでチケットを買って入ってみた。最後の公演だというのに座席はガラガラだった。おまけにダブル・ブッキング(チケットの二重発行)。老夫婦のおばあちゃんと同じ座席の番号だった。でも、隣も空いてたし、半分以上の座席が空いていた。
それでも、初めてみるオペラだったのでそれなりに楽しめたと思う。もちろん、舞台は英語。舞台の上に電光掲示板があって、ここに英語で台詞が出ていたようだ。全然わからない。
途中、休憩時間があって、裏にあるロビー(外とは直接つながっていない)でビール(だったようなシャンペンのような)が振る舞われた。


Next Day

Written by Shurey